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第68話
ベッドに倒れた俺達二人。
冬子が下から俺を抱き締める。そして耳元で囁く。
「日本人、女に恥、描かせません」
片言の日本語もスンナリと理解できた。いつかの百合子さんにも、云われた言葉だ。
冬子の目を見れば、涙腺が潤んで観える。
小さな男だと思われたくない。俺は上半身を起こすと法被から脱ぎ始め、最後にパンツを脱ぎ取った。
明るい灯りの下、冬子の肢体を確かめるように見詰める。疵を負った身体は幼いながらに、何とも言えないエロスを放射していた。それは調教に耐えた抜いた精神とのアンバランスさが要因なのか。俺は導かれるように、その身体を抱き締めた。そして、唇は疵痕を探すように動き回った。
胸の突起を転がしながら、時折りその回りの疵痕に唇を這わす。続けて胸の谷間から下半身に向けて、唇を這わしていく。
そんな俺は、想いを馳せる。冬子は最初に張さんから調教を受けたのだ。それは周さんを始めとする男達に献上するにあたっての免疫を付ける為のものだったのだろうか。
細い腕が背中から臀部にかけて這いずり回ってきた。やがて俺のモノが握られる。
「砺波さんのココ、大っきい」冬子が笑う。
「舐めて、あげます。もっと大っきく」甘ったるい声が続く。
陰茎が猛り出す。
あぁ、でもダメだ。俺はやっぱり…そんな思考を上書きするように、百合子さんの言葉が降りてきた。
『女に恥を掻かせちゃダメよ』
それでも何とか理性を働かせようとする俺。
俺の表情にか、冬子の目に哀しみの影が浮かぶ。そして、もう一度耳元で囁いた。「お願い、します。沙紀さんも、今頃、キムさんと…」
ああッ、二人の名前に身体が震えた。
「砺波さん、見て、下さい」云って冬子が、身体を浮かせながら股ぐらを拡げていく。
冬子の恥毛は薄く、幼かった。
白い指がV字でソコに充てられ、ネチャッと開かれた。俺はゴクリと息を飲んで、沙紀への想いを噛み締めた。その瞬間、猛り狂った肉棒は冬子を突き刺していた。
泥濘の感触を感じた後は、何かを振り払うように腰を動かした。
「気持ち、イイですッ!」
歓喜の声に肉棒が脈を打つ。
「あぁんッもっと!お願い、砺波さん!」
感泣の叫びに俺の腰は押され、泥濘の最奥へと飲み込まれて行く。
唇を重ねると冬子の手が俺の腕を掴み、胸の膨らみを握らせた。俺はされるままに、膨らみを揉みしだこうと掌に力を加え…ようとしたが、疵痕に躊躇した。
「あんッ、止めないで!もっと強くッ!強く揉んで!」
激しい懇願は、俺をサディスティックにする。俺は握りつぶすように、胸房に力を加えた。
「ヒィーーッ、いいッ!」
それは宴会場で聞いたマゾチックな叫びと同じだった。
「もっと痛く!痛くしてッ!」
掌の中で、尖った乳首が存在を訴えて来る。
俺の下、痛みと快感が混ざった表情が拡がっていく。その顔を見下ろす俺の背中が、ゾワゾワと震える。
膣の締め付けも強くなって来た。得体の知れない生き物が、牡の象徴に絡みついてきた。
「もっとッ、もっとーー、砺波さん、マンコ壊してッ!」
更なる懇願に俺の腰が踊り狂う。抉って抉って、捏ねくり回す。そして又、最奥を突き刺す。その繰り返しに冬子の顔が奇妙に歪み、涎を流す。
「ヒイッーー逝ぐッ逝ぐッ!」
えげつない逝き声に、俺の限界が早まった。
「あぁ、逝きそうだ冬子ちゃん…」
「いいですよ、砺波さん、生で、どうぞッ」
一瞬頭に、自分の情けなさを感じた。が、そのまま俺は冬子に射精してしまった。
崩れ落ちた俺は、暫く荒い息を続けたが、隣に手を伸ばすと冬子の身体を擦り始めた。
近くで見れば、疵痕は間違いなく痛々しい。そこに軽く口付けをして、他の痕を探しながらソコにもキスを重ねた。
やがて冬子が目を開け「砺波さん、やっぱり、優しい」と、俺の目を見て微笑んだ。
余韻に浸りそうになった俺だったが、直ぐに事の重大さを思い出してしまった。
「冬子ちゃんゴメン。不味い事をしちゃった、俺…」
冬子が俺を見詰めて来る。その目はニッコリとしていて、「ううん」と顔が振られた。
「凄く、気持ち、良かった、です」云って冬子が、胸に顔を預けて来た。俺は身体を抱き締めてやる。しかし。
「砺波さんのココ、まだ少し、硬い、です」
細い指が俺の股間に侵入していた。そのまま冬子が、股間の辺りで指を動かしている。
「ほら、見て、下さい」
顔の前に掌を拡げて見せる冬子。その指には、ねっとりとした液体が付着している。
「コレ、日本語でザーメン、あってますか」
幼い笑みを浮かべる冬子に、苦笑いが浮かんでしまう。
「砺波さん、さっき、ゴメン、云いました。でも…」
幼い目が、丸くなって俺を見据える。
「沙紀さんはまだ、きっと、キムさんと、オマンコショー、続いて、ます」
「………」
「だから、私たちも」
云って冬子が、俺の思考が働く前にか、覆い被さってきた。そして舌を絡めてくる。
今度のキスは激しかった。自分の性欲に火を注ごうとする強いものだった。
引き千切らんばかりの吸引。喉の最奥を抉ろうとする動き。
そして冬子が身体を起こした。俺を見る目が『逃がしません』そんな事を云ってる気がする。
「砺波さんは、犬」
ん?その言葉に一瞬の疑問が湧く。
「犬の格好、なるんです」
呆気に取らる俺に構わず、冬子が俺の腕を取り、背中を押す。
誘われるまま四つん這いになった俺の耳に、忍び声が寄ってきた。
「アナル、舐めて、上げます」
「ええっ!」
振り返ろうとする身体に、更なる声が続く。
「沙紀さん、キムさんのアナル、舐めてる、でしょ」
「あぁ…」俺は一瞬、不意を突かれたような顔になった。
「ウフフ、アタシ、聞いて知って、ますよ」
クッと息を洩らして、俺は黙り込んだ。記憶の奥からは、キムさんの声が蘇って来る。
『ほんまエエわぁ、沙紀ちゃんのアナル舐めわ。旦那にもやってるんか』
あの夜の二人の様子を妄想してしまう。沙紀の声も蘇ってきた。
『アナル舐めなんて、聖也くんにやった事ありません』
しかし冬子は、それをやると云ったのだ。
その瞬間、尻肉が掴まれ、そのまま左右に拡げられた。無防備に曝される不浄の門。ソコに鼻息が掛かる。そしてチュッと口付けだ。俺の中の羞恥の心が高まっていく。
唾液に塗れた舌が、俺の肛門の皺を伸ばすように、丁寧に、丹念に舐めまくる。
あぁ…これがアナル舐めか。沙紀はこれを俺以外の男にやったのか。今もやっているのか。
射精し終えていた萎えかけのペニスに血が通って来る。再び硬度を増す牡のシンボル。頭にも血が昇って来た。
ああッ沙紀。今ごろキムの男を受け入れ、だらしのない逝き顔を客達に曝しているのか。
ジュルジュルとドリルで抉るような動きが強くなる。逝ったばかりのアレが、信じられない硬さになって来た。ソコに指が伸びて来る。
「砺波さん、硬い硬い、冬子、嬉しい」唇を離した冬子が途切れ途切れの声で伝えて来る。
「次は、アタシが犬。犬の格好で突いて、下さい」
振り向いた俺の目に、いそいそと尻をこちらに向けて、四つん這いになる冬子の姿が映った。
形の良い尻をこちらに向けて突き出す冬子。
その尻肉を片手で鷲掴んで、拡げる冬子。
アワビのように蠢くソレに、引き寄せられる俺。
俺は膣穴に指を滑らせ泥濘を確かめた。充分過ぎる濡れ具合。
又も頭に百合子さんの声が降りて来る。いや、これは冬子の声だ。
『女に恥、掻かせないで、下さい』
目の前で形の良い尻が痙攣している。
「聖也さん、早くぅ」
あぁ、誰の声だ。冬子だ。冬子で間違いない。
「早く、秘密が二人に、深み与える…」
気づいた時には、俺は男の象徴を女穴に突き刺していたのだった。