小説本文



目の前でかおりは、まだ森川のアナルを舐め続けていた。
 森川はそんな妻の様子に満足げな笑みを浮かべながら、また何も出来ない私にも満足していたのだろう。


 (も もう 止めてくれ・・・)
 (お お願いだ・・・・)
 (もう・・・いいだろ・・・お願いだから・・)
 (止めて・・く・・れ・・)


 私には最後の力しか残っていなかった。
 その最後の力をふり絞ろうとした。
 左手を震える右手の上に置いた。
 そして その右手を上から握り締めた。
 最後のパワーを送りこむように・・・。


 「た・・たのむ・・・」
 「も もう・・いいだろ・・・」
 「や 止めてくれ・・・もう・・・」
 切れ切れに搾り出された私の小さな言葉は、最後に来てやっと大きな声になった。
 私は最後の力を振り絞って立ち上がりながら叫んだ。
 「止めろー・・・止めてくれー」


 (・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・)


 しかし・・・・。
 しかし 目の前の二人には私の叫びなど関係なかった。
 かおりが男のアナルを舐めながら、薄目を開けて一瞬私の方を向いただけだった。


 (・・・・・・・・・)


 「おい旦那 良いもの見せてやってるんだぜ、もう少し静かにしてろ」
 そう言って森川がドスの効いた声で私を睨(にら)み付けた。


 森川はそれでも立ち上がったままの私を見て、背筋を伸ばすとそれまでのかおりの行為を一旦中断させた。
 そしてもう一度私を睨み付けると、くるりと背を向けた。


 「かおり じゃあ そろそろオマンコの時間だ」
 森川はそう言うと、それまでアナル舐めをしていたかおりを立たせ、紫のブラジャーに太い指を掛けると乱暴にそれを引き裂いた。
 私が愛した巨乳が目に飛び込んできた。

 
 「おい 今からかおりと変態オマンコするから、お前は黙って見てろ」
 男はそう言うとニヤッと笑い、着ているガウンに手を掛けるとそれをバサッと脱ぎ去った。


 (!!!)
 その瞬間 私の身体は凍り付いてしまった。
 男の背中には見事な彫り物があったからだ。
 かおりの告白通りの物だが、実際にそれを目の前にした時の迫力に私は固まりながら震え出したのだ。

 
 「おい そこに座ってろ」
 ドスの効いたその声と、目に映る不動明王が私に選択の余地を与えてくれなかった。
 私は奈落の底に、いや“淫欲の闇”へ滑り落ちるようにドスンとソファーに腰を落とした。


 私はその後の二人の行為をただ見つめるだけだった。
 神経ももう麻痺していたのだろう。


 目の前ではパンティーを脱いだかおりが正常位で男を迎え入れていた。
 私の目の前で妻のオマンコの穴が歪(いびつ)な巨根を受け入れていた。
 先程の妻の告白に嘘はなかった。
 妻は見事に男の化け物のような一物を咥え込んでいたのだ。
 かおりの両足は男の腰に絡みつき、両腕は背中の不動明王を抱きしめていた、そして口は目の前の唇にむしゃぶりついていた。
 やがて かおりの口からは歓喜の声と、男を哀願する声が獣(けだもの)のように上がり始めた。


 かおりは一体何度絶頂に達したのだろうか。
 その妻に抜き挿(さ)しを続ける男の顔が振り返った。
 「おい 旦那 もっと近くに来て見てもいいんだぜ 勇気があるならな」


 男の言葉にも私は動く事が出来なかった。
 身体が固まってしまった事もあるが、股間の膨らみを気づかれたくなかったからだ。


 かおりに何度目かの絶頂が訪れた時だった。
 男がそれを引き抜くとゆっくり立ち上がった。
 私の目に映った男の黒光りする歪(いびつ)な塊はまだ天を向いていた。
 男はだらしなく股を拡げたまま息絶え絶えの妻を見下ろした。


 「かおり お前が俺より先に逝ってどうする・・・奴隷は奴隷らしくしろ」
 男のその言葉にかおりがゆっくり身体を起こした。
 瞬間 かおりの口からドロッと涎(よだれ)が流れ落ちた。


 「かおり 旦那に尻を向けろ」
 男の言葉にかおりは私に尻を向けて四つんばいになった。


 「かおり お前は俺の奴隷だな・・・。じゃあ 服従のポーズだ」
 (!・・・ふ 服従・・・・)

 
 男から放たれた言葉、それは正に飼主がペットに言う言葉だった・・・。
 男女の仲で、いや人間世界で存在するはずの無い言葉・・・。
 かおりはその男の言葉に四つんばいのまま股を拡げると顎を上げ、海老反るように背筋を伸ばし、尻を突き上げた。
 私の前には今まで男の物を受け入れていた女穴と菫(すみれ)色をした肛門が晒された。


 男はそのかおりの姿を確認すると、自分の巨根の根っこを握り締めた。

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