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 妻の表情は薄闇の中ではよく分からなかった。しかし、その中から落ち着いた声がしてきた。
 「その子…実はそれが奈美子なんですよ」
 「ええっ!な、奈美子さんも教師だったの!」
 「はい。彼女は大学卒業後、一度一般企業に就職したのですが、やっぱり教師になりたいと辞めたんですね」
 「じゃあ、教職課程は取っていたのか」
 「はい、アタシと一緒に履修してました。因みに、隣同士で席に座っていると、よく双子に間違えられましたわ」
 「そうか、そんな事が…。それで、奈美子さんが教師をやりたいって思ったのも、久美子の影響なのかな?」
 「ん~どうでしょうか。アタシは職場の愚痴を結構聞かせてましたけど…」
 「それでも奈美子さんは…」
 「はい。それで試験に受かって、最初の採用が◯◯中学だったんです」
 「あ~あそこか。じゃあ、僕達も同じ職場になった事はないよな」
 「ええ、何度かニアミスといいますか、入れ違いになった事がありましたけどね」
 「なるほどね。それにしたって、その奈美子さんがどうして上司と不倫を…」
 と、在り来りの疑問が口に付いたが…。


 「それはさっき云った通りで、最初は教務を指導されつつ、次第に仲が良くなり、やがてと…。それと因みに、奈美子は一度も結婚した事がないんですよ」
 「ああ、そうなのか」
 「はい、そうなんです。それで、奈美子とは会えない時もメールで近況は教え合ったりしてましたし、相談にも乗ってましたから」
 「なるほど。それで、決定的な不倫関係になった時も、直ぐには分かったの?」
 「そうですね、わりとすんなりと。彼女も周りに相談とか出来る人が少なくて」
 「そうなんだよな、教師は世間が狭いし、それに誰にでも相談できる話じゃないしな」
 「仰る通りです。それで何度かお酒に付き合ってるうちに色々と…」
 「ああ、それがさっき久美子が云った話で、二人のその…プ、プレイの内容の事までも…」
 「え、ええ、そうですね、多少は…。でも、さっきの造り話には、あなたの…そのぉ、エッチな履歴からの想像がかなり入っていますわ」
 「ああっ!!」
 妻の言葉に一瞬、声を上げてしまった。
 彼女の先ほどの卑猥な表現や描写は、私の“癖”を見抜いて、脚色も加えてたと言うのか…。ああ…そうだ、そうなのだ!それに、いくら親友といっても、不倫相手との情痴の内容をあそこまで細かく描写して教えたとは考えずらい。まして女性同士が。
 あぁ…またも身体が落下して行く気分だ。


 「………」
 「あなた…どうしましたか」
 「い、いや、大丈夫だよ…」
 私は妻の声に、コホンと咳払いをした。
 「そ、それで奈美子さんの相手の男性はどんな人?まさか僕の知ってる人だったりして」
 と私が口にしたところで「はい実は」と、口ごもりながらの妻の返事だ。
 「あの…秋葉先生…なんです」
 「な、何だって!」身体が飛び上がるほどに驚いた。
 「ええ…そうなんですよ。秋葉先生なんです」


 唖然とした私の中に、ジワジワと先日バッタリ会った秋葉先生の顔が浮かび上がってきた。
 確か先生は…ああ、そうだ。秋葉先生は今は離婚しているのだ。
 「あのさぁ、秋葉先生はだいぶ前に離婚してたよね。それって…」
 「ええ、離婚されたと噂で聞いてましたが、その詳しいところは…」
 「でも、その噂は本当だったって事だものね」
 「はい、そうです。奈美子との事が引き金になったのは間違いないでしょうし、別れた奥様とは以前からも上手く行ってなかったようで…」
 流石にその辺りの詳しい状況までは、妻も知らないらしい。奈美子さんにしたって、あまり話したくはないだろうし。
 それにしてもだ。あの秋葉先生が奈美子さんを調教してる場面を想像しようとすると、人は見かけによらずと言うか得体の知れない興奮が湧いてくるようだ。


 その時、もう一つ気になる事を思い付いた。久美子と秋葉先生の事だ。
 妻は以前の教え子ーー秋葉先生の娘さんのストーカー対策を先生から相談され、解決に乗り出した。その時は勿論、奈美子さんの存在もあった筈だ。そして、探偵を使ってそれを解決した事が要因で私ーー寺田達夫の事を相談した…と、今夜の妻の説明だった。そう、妻がそこのパソコンの履歴から知ってしまった“夫”の変態的な性癖の相談も秋葉先生に…。


 「あなた…大丈夫ですか」
 暗がりから何ともしおらしい声ではないか。妻はその“しおらしい“声で、秋葉先生にどんな風に“夫”の相談を持ち掛けたのだろうか。先ほど口にしたような卑猥な表現をリアルに聞かせたのか。まさか自ら実演を!
 と思ったところで、股間がキュッと刺激を感じた。久美子が私のアレに力を加えたのだ。
 そして、私の下腹部へと身体を…いや、唇を持って行くではないか。
 股間のソレがぬるっと唾液に塗(まみ)れた途端、ううっと声が漏れてしまった。
 そして妻が、先ほどと同じように亀頭からカリ首までを舐めだした。
 私の口からはウウウッ、オオオッと早くも情けない呻き声が上がった。


 「あなたぁ…」
 唇を離した妻から再び、しおらしい声がした。彼女が私の腰に手を回してくる。そして私の身体を横向きに、それから犬の格好へと誘ってきた。
 私の身体は四つん這いに、妻の顔に尻を向けて畏まった。すると直ぐに、ソコがネチャっと拡げられた。あぁっ、久美子が私のアナルを、と思った瞬間、その中心にドリルのような…ううッ、これはアナル舐めではないか!
 しかし、それだけではなかった。股間の“ソレ”を握るとシゴキだしたのだ。
 暗がりの中にネチャネチャとアナルを抉る音と、時折りチュッチュッと金の袋に唇を這わす音が交互に聞こえてきた。硬くなった肉棒をシゴかれながらだ。


 私は意識が飛びそうになる合間に、妻のこの変貌を考えた。
 奈美子さんと秋葉先生の情痴の戯れを知り、その上に私のエロ履歴を知って、刺激を受けたのが原因なのか。
 そんな事を考えながらも絶頂が近づいて来る!っと思った時だ。
 「あなた…アタシも…お願いします。…今度は上から」
 あぁ…又もしおらしい声だ。


 私は意図を察知して仰向けになると、妻を腰の上に導いた。
 彼女は直ぐに私のソレを握って自身のソコに充てがった。私の硬度は充分に保たれている。
 ググっと沈み込むと、妻の膣(ソコ)がジュルジュルに泥濘んでいるではないか。妻も自ら語る事で濡らしていたのだ。


 「はぁぁっ、ウウウッ…あなた、気持ちいいですわぁ」
 噎(むせ)び泣くような声の方を向けば、妻の表情がぼんやりと分かる。この角度なら常夜灯の灯りで分かるだ。その妻が「あぁ堪らない…」と呟けば、私は下から膣(つま)を突き上げた。
 「んーーッいいッ!」
 悲鳴に近い声を響かせ、妻は膝を立ててきた。そして両手で私の腰回りを掴むと、自ら腰を上下に振り始める。その揺れに乳房もユサユサと揺れ始めた。乳房の真ん中、乳輪が目玉のように見える。
 あぁ、この姿はあのマジックミラーのガラス窓に貼り着いていたヤモリじゃないか。そう、歳の差夫婦の方の奈美子さんの痴態だ。いや、ちょっと違うか。これはカエルだ。先ほど妻の口からも出た、秋葉先生の命令に応えた妻の友達の奈美子さんの痴態がこれではないのか。


 「いいッ、いいのぉーーッ!」
 妻が雄叫びを上げた。その口からニュルと舌が伸びてきた。そして宙を舐め回し始めた。
 あぁっ、これは擬似3Pだ。まさか久美子は3Pを…やった事があるのか!それともやりたい気持ちがあるのか!と私の思考が掛け上がっていく。
 その時ふっと二人の視線が合った。薄闇の中でも、そう感じたのだ。
 妻がニヤッと笑った…気がして身体がゾクゾクっと震えてきた。


 「あぁ…あなた、見ててぇ…」
 甘ったるい声を吐いて、妻が腰を少し浮かせる。ソコとソコが繋がったまま、彼女が身体を回す。背中を向けての騎乗位だ。
 「あなたぁ、もっと下さいっ。久美子をもっと突いてぇっ!」と、妻の膣(ソコ)が私を締め付けてきた。


 妻の懇願にも、既に限界が近づいていた。
 「ううう、ああっ…」今夜3度目の射精がやってき来そうな気配なのだ。
 顎を上げれば直ぐそこに不浄の門。臀(ケツ)が上下される度に、妻のアナルがヒクヒクする。この画も又、エロサイトの記憶そのものだ。あぁ…いつかこの穴に、私のコレを挿(い)れる時が…と思った瞬間、今夜最後の爆発を迎えたのだった…。