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第9話
みゆきの“仕事”は、その後の数回は続けて同じ客からの指名だった。
そう、あの若者。みゆきの陰部を初めて撮った若者だ。
この日もスタジオに入ったみゆきに、ママが声をかけてきた。
「こんにちは、みゆきさん。今日のお客様も例の彼よ。もう常連さんだから名前を教えてもいいわよね。彼、拓也くんって言うのよ、がんばってね」
素顔のみゆきは目を合わせないように自分の裸をカメラの前に曝(さら)け出し、立ち姿や後ろ姿を写された後、拓也は徐々に卑猥なポーズをリクエストし始めた。
唯一自分の陰部を披露した相手、この日の拓也はプロのカメラマンのようにみゆきを煽(おだ)て、褒(ほ)め、称(たた)えた。
M字にしゃがみ、腰を浮かし、片手を後ろに身体を支え、もう片方の手であそこをV字に開くポーズを要求していた。
一瞬音が止むとしばらく静寂が続き、初めての事だったがゆっくり、そして薄っすらと目を開けてしまった。
そこにはみゆきのあそこを凝視している拓也の目があった。
(あっ・・・あ~ 見られてる・・見られてる・・・見られてるのね、私のあそこを)
拓也は顔がいっそう赤らんでいくみゆきを優しそうな目で見ながら、ゆっくりファインダーを覗きシャッターを押し続けた。
“カシャ カシャ カシャ” “カシャ カシャ カシャ”
(あああ・・・イッ イク 逝っちゃいそう)
撮影を終えシャワーを浴びると、みゆきは自分のあそこが洪水のように濡れている事に気づいた。
そしてその部分に、自然と指が導かれた。
(あ~ん、・・・拓也君、拓也君、もっと見てぇ・・・・)
拓也の目で逝かされたあの撮影の日から、数週間がたっていた。
あの日以来、“仕事”がピタッと止まっていた。
拓也からも、他の客からの指名もなくなっていたのだ。
恥かしい思いが嫌で、行くのを躊躇した事もあったが “仕事”が止まってしまうと借金の事が頭に浮かび、不安が襲ってきた。
みゆきは初めて自分からママに電話をしていた。
『もしもし。・・・あら みゆきさん。・・・ちょうどよかったわ、私からも電話しようと思っていたのよ。 ええ・・・ええ・・・そうね・・・。じゃあ いつかの喫茶店で・・・うん 待ってるわ』
数時間後、みゆきとママは喫茶店の1番奥の席で向かい合っていた。
ママから最近の仕事の状況が説明された。
顧客が一周りした事。
以前、みゆきがHなポーズを拒否した事が客の間で伝わり、リピーターが来なくなった事。
それと最近新規の客が少なくなってきた事など・・・。
みゆきは拓也からの指名が来ない事も聞きたかったが、ママの口からその名前が出る様子はなかった。
「そうなんですか・・・。どうしよう・・・」
みゆきの頭の中では、この仕事が借金返済の為に始めた事を改まって思い出されていた。
(ちょっとくらい嫌な事でも、がんばってやっておけば・・・)。
一度は借金の返済の目処がたったと思っていたのに、みゆきの気持ちは憂鬱になっていた。
「ねえ みゆきさん、それで今日はね、あなたに別のお仕事の話を持ってきたのよ」
ママは真面目な顔で話し始めた。
「実はね、私達モデルの斡旋以外にも別の仕事も手伝ってるの。それってね・・・あるプロダクションの男優のね養成の仕事なの」
「えっ、プロダクション?・・・男優?・・・養成?」
ママは仕事について説明を始めた。
ママの知り合いにプロダクションを経営している男がいる事。
そのプロダクションには男優志望の人間が大勢いる事。
そこで言う男優とはアダルトなビデオやショーに出演する男たちである事。
女性の扱いが上達するように、男たちに研修や講習を行っている事。
その実地講習の相手をしてくれる女性を捜している事。
そして、その仕事で女性が受け取る報酬の事などを。
「ママ・・・その講習って、やっぱり・・・その・・・」
「ええ、そうよ。その男の人たちとのセックスもあるわ、しかも教官の見てる前でね・・・。でもねよく聞いて、これは売春じゃないのよ。 私がそのプロダクションからお金を頂いてそこから経費を引いた8割をあなたに払うの。 金額も今言ったようにヌードモデルの数倍でしょ。 みゆきさん、あなたの借金があといくらかは知らないけど、ちょっと我慢してパッと返しちゃった方がいいのよ。 私は色んな女の人を見てきたから言ってるのよ」
みゆきはいつしか涙目になっていた。そして消え入りそうな小さな声で聞いた。
「・・・相手をする男の人は選べるんですか・・・」
「色んな男の人がいるわ、若者から職をなくした中年まで。多少の要望は聞いてもらえるわ。でもね、あまり好き嫌いを言うと又“仕事”が来なくなるわ。 だからこそ我慢して短期間でパッと稼いでパッと辞めればいいのよ。 ねっ、そう思わない?」
みゆきの目から涙が零(こぼ)れ落ちそうになった。
「・・・・・・」
「それとね、もう一つ教えといてあげるわ。この事は本当は誰にも言っちゃあいけないんだけど・・・。拓也くんっていたでしょ、あの子この間そのプロダクションに登録したのよ。そして事務所の方で講習を計画しているわ」
「えっ!」
(拓也君が・・・)
そう、あの若者。みゆきの陰部を初めて撮った若者だ。
この日もスタジオに入ったみゆきに、ママが声をかけてきた。
「こんにちは、みゆきさん。今日のお客様も例の彼よ。もう常連さんだから名前を教えてもいいわよね。彼、拓也くんって言うのよ、がんばってね」
素顔のみゆきは目を合わせないように自分の裸をカメラの前に曝(さら)け出し、立ち姿や後ろ姿を写された後、拓也は徐々に卑猥なポーズをリクエストし始めた。
唯一自分の陰部を披露した相手、この日の拓也はプロのカメラマンのようにみゆきを煽(おだ)て、褒(ほ)め、称(たた)えた。
M字にしゃがみ、腰を浮かし、片手を後ろに身体を支え、もう片方の手であそこをV字に開くポーズを要求していた。
一瞬音が止むとしばらく静寂が続き、初めての事だったがゆっくり、そして薄っすらと目を開けてしまった。
そこにはみゆきのあそこを凝視している拓也の目があった。
(あっ・・・あ~ 見られてる・・見られてる・・・見られてるのね、私のあそこを)
拓也は顔がいっそう赤らんでいくみゆきを優しそうな目で見ながら、ゆっくりファインダーを覗きシャッターを押し続けた。
“カシャ カシャ カシャ” “カシャ カシャ カシャ”
(あああ・・・イッ イク 逝っちゃいそう)
撮影を終えシャワーを浴びると、みゆきは自分のあそこが洪水のように濡れている事に気づいた。
そしてその部分に、自然と指が導かれた。
(あ~ん、・・・拓也君、拓也君、もっと見てぇ・・・・)
拓也の目で逝かされたあの撮影の日から、数週間がたっていた。
あの日以来、“仕事”がピタッと止まっていた。
拓也からも、他の客からの指名もなくなっていたのだ。
恥かしい思いが嫌で、行くのを躊躇した事もあったが “仕事”が止まってしまうと借金の事が頭に浮かび、不安が襲ってきた。
みゆきは初めて自分からママに電話をしていた。
『もしもし。・・・あら みゆきさん。・・・ちょうどよかったわ、私からも電話しようと思っていたのよ。 ええ・・・ええ・・・そうね・・・。じゃあ いつかの喫茶店で・・・うん 待ってるわ』
数時間後、みゆきとママは喫茶店の1番奥の席で向かい合っていた。
ママから最近の仕事の状況が説明された。
顧客が一周りした事。
以前、みゆきがHなポーズを拒否した事が客の間で伝わり、リピーターが来なくなった事。
それと最近新規の客が少なくなってきた事など・・・。
みゆきは拓也からの指名が来ない事も聞きたかったが、ママの口からその名前が出る様子はなかった。
「そうなんですか・・・。どうしよう・・・」
みゆきの頭の中では、この仕事が借金返済の為に始めた事を改まって思い出されていた。
(ちょっとくらい嫌な事でも、がんばってやっておけば・・・)。
一度は借金の返済の目処がたったと思っていたのに、みゆきの気持ちは憂鬱になっていた。
「ねえ みゆきさん、それで今日はね、あなたに別のお仕事の話を持ってきたのよ」
ママは真面目な顔で話し始めた。
「実はね、私達モデルの斡旋以外にも別の仕事も手伝ってるの。それってね・・・あるプロダクションの男優のね養成の仕事なの」
「えっ、プロダクション?・・・男優?・・・養成?」
ママは仕事について説明を始めた。
ママの知り合いにプロダクションを経営している男がいる事。
そのプロダクションには男優志望の人間が大勢いる事。
そこで言う男優とはアダルトなビデオやショーに出演する男たちである事。
女性の扱いが上達するように、男たちに研修や講習を行っている事。
その実地講習の相手をしてくれる女性を捜している事。
そして、その仕事で女性が受け取る報酬の事などを。
「ママ・・・その講習って、やっぱり・・・その・・・」
「ええ、そうよ。その男の人たちとのセックスもあるわ、しかも教官の見てる前でね・・・。でもねよく聞いて、これは売春じゃないのよ。 私がそのプロダクションからお金を頂いてそこから経費を引いた8割をあなたに払うの。 金額も今言ったようにヌードモデルの数倍でしょ。 みゆきさん、あなたの借金があといくらかは知らないけど、ちょっと我慢してパッと返しちゃった方がいいのよ。 私は色んな女の人を見てきたから言ってるのよ」
みゆきはいつしか涙目になっていた。そして消え入りそうな小さな声で聞いた。
「・・・相手をする男の人は選べるんですか・・・」
「色んな男の人がいるわ、若者から職をなくした中年まで。多少の要望は聞いてもらえるわ。でもね、あまり好き嫌いを言うと又“仕事”が来なくなるわ。 だからこそ我慢して短期間でパッと稼いでパッと辞めればいいのよ。 ねっ、そう思わない?」
みゆきの目から涙が零(こぼ)れ落ちそうになった。
「・・・・・・」
「それとね、もう一つ教えといてあげるわ。この事は本当は誰にも言っちゃあいけないんだけど・・・。拓也くんっていたでしょ、あの子この間そのプロダクションに登録したのよ。そして事務所の方で講習を計画しているわ」
「えっ!」
(拓也君が・・・)