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第30話
梅雨入りにはまだ早い時期だが、この日も雨だった。
夏美は傘をさし、足早に職員室に向かっていた。
ふくらはぎのストッキングは、地面からの跳ね返りで既に泥模様になっている。
時刻はまだ昼の12時になったばかりだったが、空は鈍より黒い雲に覆われている。
降りつける雨音、そして黒い雲、夏美は嫌でも数日前の夜の出来事を思い出していた。
校舎に入り、閉じた傘を所定の傘立てに差し込むと、同じように一人の男性教授が駆け足で飛び込んできた。
勿論、手には大きな傘を持っていたが、お腹の辺りから腿の辺りまでがびしょ濡れになっている。
男の股間の辺りもしっかり雨染みが広がっていて、夏美はその様子にゴクッと息を飲み込んだ。
雨粒を払い落とす後姿に目がいくと男の臀部に引き寄せられ、その瞬間、夏美のアソコに疼きが走り抜けた。
自分の中の異変に気づいたのは、この数日の事だった。
服装は堂島の呼び出しがなくとも、スカート姿。
毎朝一旦、右手に卑猥なショーツを握り、左手に極普通のショーツを握るのだが、必ず右手を選んでいた。
スカートを穿いて部屋を出ると自然と背筋が伸び、無意識にヒップアップして歩く自分がいた。
颯爽と歩くスカート姿は密かに学生の間で話題に上がり、夏美は男達の視線に疼きの予兆を覚えるようになっていた。
視線は無意識に男性の喉元や胸元、後ろ姿、そして臀部や股間の膨らみに向いていた。
見ず知らずの男と交わるシーンは流石に想像しなかったが、代わリに新一の事が思い浮かんだ。
しかしその結末は決まっていた・・・。
あの夜・・・・。
新一に唇を奪われた瞬間感じたものは、堂島の匂い。
後から思えば、同じ煙草を吸う者同士、口の中に広がったアルコールが混ざった苦い味覚が脳みそに“あの男”の映像を送り込んだのか。
あの瞬間、力が抜けていき、暗がりの中、覆い被さる若者に身体を許していた。
男の象徴を受け入れた瞬間、性的な喜びも少しは感じたのだろうが、それは微かな物で、夏美は無意識に“あの男”との違いを思い知ってしまっていた。
行為が終わった後の新一の喜ぶ様子を、夏美は横目に虚しい思いで見つめていた。
去り際に残した新一の言葉など記憶になく、どこかで弥生に対する申し訳ない気持ちがあったが、それでもそれは己を自己嫌悪に導く程のものではなかった。
悪い女、狡い女になってしまったと言う事か・・・・・。
職員室で事務作業を終えると、食事に行く事にした。
食堂の少し手前で、後ろから声を掛けられた。
「やあ、夏美先生」
学部長が薄い頭を掻きながら立っていた。
「東北の“出張”はご苦労様でしたね。理事長も喜んでましたよ」
夏美はコクリと静かに頷いた。
「でも、理事長先生は、新しくお手伝いしてくれるパートさんも探しているみたいですね」
(えっ!)
夏美の眼が一瞬見開いた。
「あっ、いえいえ、夏美先生の出来が悪い訳ではないですよ。先生には講義に集中してもらおうという考えからですよ」
「・・・・・・・・」
「ところで・・・・・先生のスカート姿は評判のようですよ。今年の○○学部の男子学生は居眠りするのが多いらしいですから、夏美先生のその色気でその気にさせて授業に集中させて下さい」
男は、最後にニヤッと笑いその場を立ち去った。
勿論、冗談が混ざっていることは分かっていた話しだったが、最後の笑いに夏美の下腹部に疼きが沸き起こってきた。
夏美は歩きながら考えた。
堂島が自分の代わりに、別の人間を呼ぼうとしている。
それは本来なら、喜ぶべき事だと。
しかし・・・・。
この所、堂島には自分を抱こうとする気配は無い。
出張前から幸恵との情交を見せ付けられ。
あの2人の奇妙な関係は間違いなくアブノーマルである事は分かったが、その2人の為に自分はスパイスの役目をさせられたのかと、そんな気持ちも湧いてきた。
幸恵の身体は年の割には間違いなく若々しいが、それでもいくら何でも自分の方がと・・・。
気づけば夏美は、食堂の入り口に立っていた。 すぐに男達の視線を感じ取った。
食事がちょうど一段落した時だった。携帯電話が震えだした。
『先生、食事は終わりました?』
(・・新一くん・・・)
『今日のスカートも色っぽいですね。後ろからだとお尻の大きさがよくわかりますよ』
「えっ!?」
夏美は強張りながらも後ろを振り向こうとする。
『ダメ。ダメですよ、振り向いたら』
「・・・・新一君、あなた一体どこから・・・」
『へへ、ここからだと先生の後ろ姿がよく見えるよ』
押し殺したような声が、耳元から伝わってくる。
背中は、痛みに似た視線を感じている。
「・・新一君、弥生さんはそこにいないの?」
何とか吐き出したのは、そんな言葉だった。
『・・・おっと、ちょうど弥生が戻って来た・・』
「・・・・・」
『先生、また会って下さいね。じゃあ』
夏美の目は、入口付近で新一を探す弥生の姿を捉えていた。
切れた電話を握り締め、夏美は弥生の視界に入らないように席を後にした。
気づけば身体はジットリ不快な汗を掻いている。梅雨が近いうっとうしいこの季節、夏美は又一つ大きく溜め息を吐き出した。
それから数日して、堂島から呼び出しがあった。
携帯電話が震えた瞬間は、緊張を覚える。
この数ヶ月、電話の主は堂島、幸恵、そして時折り夫の高志。
もっともこの数週間に限っていえば、1番多いのは新一だった。
新一からの電話に出るのは3回に1度。
話す内容は大した事はなく、時々スカート姿を誉めたりショーツの色を聞いてくる事はあったが、露骨に身体を求めるような言葉はない。
新一にとってもあの夜の事は酒の勢いで犯した過ちだと後悔しているのか、或いは弥生の気持ちを踏みにじった事が気になるのか・・・・。
夏美は苦い記憶を引きずりながら、屋敷に向かった。
「あら、お久しぶりね、夏美さん」
久しぶりに聞く幸恵の声は若々しく、その表情も以前に増して明るく見えた。
「ん?・・どうしたの私の顔をじっと見て」
「あ・・・いえ、幸恵さん、一段と若くなったみたいで・・・・」
「・・・・・・」
幸恵は静かな視線で夏美を見つめ、そしてニコリと微笑んだ。
「・・うふ、貴女はまだ心に引っかかりのある顔だけど・・・それでも、初めて此処に来た頃に比べると大分リラックスしてるわね」
「えっ!?」
「ふふ~ん・・・夏美さん、貴女大分溜まってるわね」
幸恵の顔がいたずらっ子のように微笑んでいる。
「・・・さあ、これからが楽しみね。・・ご主人様がお待ちよ」
夏美は薄い水色のサマーブラウス、アイボリーのスカート、自分の出で立ちを見直して幸恵の背中を追いかけるように後へと続いた。
「やあ夏美先生、何だか久しぶりじゃのう」
何度か入った事のある部屋の中で、堂島の冷たい眼差しはどこか懐かしいものがあった。
「うんうん、良い格好じゃ。貴女の臀(ケツ)が益々目に付く季節じゃな」
頬が熱くなるのを感じながら、子宮の奥から痺れが沸いてくる。
「ふふ・・下着もさぞかし卑猥な物を身に付けとるんじゃろうな」
堂島の分厚い唇が歪むと痺れは身体中に広がり「・・・逆らえない・・・」と、思わずへたり込みたくなるほど夏美の太股は震えだしていた。
「んん・・どうなんじゃ?今日はどんな下着なんじゃ?」
堂島の目元は緩んでいるが、その視線は冷たいまま。
夏美は小さく息を呑みこんで。
「・・はい。・・ブラは・・紫色のハーフカップの物です」
「・・・ハーフカップ?それはオッパイが殆ど丸見えになるやつか?」
「・・・・・・・」
「んん?・・」
「はい。そうです」
「・・・・ほれ、ちゃんと言葉で言ってみろ」
「はい・・・オッパイが殆ど丸見えになる物です・・」
「クク・・そうか、ではパンティーはどんな感じじゃ?」
「・・・はい。・・パンティーは・・・紫色のTバックで・・・・・」
「・・・・それで?」
「・・・はい。薄くて・・透けています」
「・・・・・ほお~薄くて透けてる?想像すると卑猥そうじゃな。まるで売春婦が身に付けとる物のようじゃな。んん?」
「・・・・・・・・」
「・・・どうなんじゃ?」
「・・はい。売春婦が・・身に付けてる・・物のようです」
「そうか。では、そんな卑猥な下着を付けている貴女の今の気持ちはどんな感じじゃ?」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・は 恥ずかしいです・・」
「それだけか?」
「・・・・・・・」
「どうした、素直に言ってみろ」
「あああ・・・す 凄く恥ずかしい・・です・・」
「それは“濡れてる”という事かな?」
「・・は…い・・」
「そうか、濡れておるのか?どの位濡れておるのじゃ?んん」
「んっ・・・す 凄…く です・・」
「クククク・・そうか、それは素晴らしい事じゃよ。」
「・・・・・・・」
「それで、どこが濡れとるんじゃ?」
(んぐっ)
「・・・ほれ、ちゃんと言葉にしてみろ」
(ああ‥・・)
「何じゃ、そんな事も言えんのか、カマトトぶって・・今時の大学生なら誰でも口にしおるぞ。貴女の教え子の太田新一も夏川弥生も」
「あああ・・・嘘です。・・そんな・・」
「クク・・仕方ないのお。なら、、教えてやるか」
「・・・・・」
「良いか? ×・×・×・×、 ××××じゃ。ほれ言ってみろ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「うっ う う・・・」
「・・・・・・」
「・・ああっ・・・」
呻きと同時に、夏美はその場にへたり込んだ・・・・。
夏美は傘をさし、足早に職員室に向かっていた。
ふくらはぎのストッキングは、地面からの跳ね返りで既に泥模様になっている。
時刻はまだ昼の12時になったばかりだったが、空は鈍より黒い雲に覆われている。
降りつける雨音、そして黒い雲、夏美は嫌でも数日前の夜の出来事を思い出していた。
校舎に入り、閉じた傘を所定の傘立てに差し込むと、同じように一人の男性教授が駆け足で飛び込んできた。
勿論、手には大きな傘を持っていたが、お腹の辺りから腿の辺りまでがびしょ濡れになっている。
男の股間の辺りもしっかり雨染みが広がっていて、夏美はその様子にゴクッと息を飲み込んだ。
雨粒を払い落とす後姿に目がいくと男の臀部に引き寄せられ、その瞬間、夏美のアソコに疼きが走り抜けた。
自分の中の異変に気づいたのは、この数日の事だった。
服装は堂島の呼び出しがなくとも、スカート姿。
毎朝一旦、右手に卑猥なショーツを握り、左手に極普通のショーツを握るのだが、必ず右手を選んでいた。
スカートを穿いて部屋を出ると自然と背筋が伸び、無意識にヒップアップして歩く自分がいた。
颯爽と歩くスカート姿は密かに学生の間で話題に上がり、夏美は男達の視線に疼きの予兆を覚えるようになっていた。
視線は無意識に男性の喉元や胸元、後ろ姿、そして臀部や股間の膨らみに向いていた。
見ず知らずの男と交わるシーンは流石に想像しなかったが、代わリに新一の事が思い浮かんだ。
しかしその結末は決まっていた・・・。
あの夜・・・・。
新一に唇を奪われた瞬間感じたものは、堂島の匂い。
後から思えば、同じ煙草を吸う者同士、口の中に広がったアルコールが混ざった苦い味覚が脳みそに“あの男”の映像を送り込んだのか。
あの瞬間、力が抜けていき、暗がりの中、覆い被さる若者に身体を許していた。
男の象徴を受け入れた瞬間、性的な喜びも少しは感じたのだろうが、それは微かな物で、夏美は無意識に“あの男”との違いを思い知ってしまっていた。
行為が終わった後の新一の喜ぶ様子を、夏美は横目に虚しい思いで見つめていた。
去り際に残した新一の言葉など記憶になく、どこかで弥生に対する申し訳ない気持ちがあったが、それでもそれは己を自己嫌悪に導く程のものではなかった。
悪い女、狡い女になってしまったと言う事か・・・・・。
職員室で事務作業を終えると、食事に行く事にした。
食堂の少し手前で、後ろから声を掛けられた。
「やあ、夏美先生」
学部長が薄い頭を掻きながら立っていた。
「東北の“出張”はご苦労様でしたね。理事長も喜んでましたよ」
夏美はコクリと静かに頷いた。
「でも、理事長先生は、新しくお手伝いしてくれるパートさんも探しているみたいですね」
(えっ!)
夏美の眼が一瞬見開いた。
「あっ、いえいえ、夏美先生の出来が悪い訳ではないですよ。先生には講義に集中してもらおうという考えからですよ」
「・・・・・・・・」
「ところで・・・・・先生のスカート姿は評判のようですよ。今年の○○学部の男子学生は居眠りするのが多いらしいですから、夏美先生のその色気でその気にさせて授業に集中させて下さい」
男は、最後にニヤッと笑いその場を立ち去った。
勿論、冗談が混ざっていることは分かっていた話しだったが、最後の笑いに夏美の下腹部に疼きが沸き起こってきた。
夏美は歩きながら考えた。
堂島が自分の代わりに、別の人間を呼ぼうとしている。
それは本来なら、喜ぶべき事だと。
しかし・・・・。
この所、堂島には自分を抱こうとする気配は無い。
出張前から幸恵との情交を見せ付けられ。
あの2人の奇妙な関係は間違いなくアブノーマルである事は分かったが、その2人の為に自分はスパイスの役目をさせられたのかと、そんな気持ちも湧いてきた。
幸恵の身体は年の割には間違いなく若々しいが、それでもいくら何でも自分の方がと・・・。
気づけば夏美は、食堂の入り口に立っていた。 すぐに男達の視線を感じ取った。
食事がちょうど一段落した時だった。携帯電話が震えだした。
『先生、食事は終わりました?』
(・・新一くん・・・)
『今日のスカートも色っぽいですね。後ろからだとお尻の大きさがよくわかりますよ』
「えっ!?」
夏美は強張りながらも後ろを振り向こうとする。
『ダメ。ダメですよ、振り向いたら』
「・・・・新一君、あなた一体どこから・・・」
『へへ、ここからだと先生の後ろ姿がよく見えるよ』
押し殺したような声が、耳元から伝わってくる。
背中は、痛みに似た視線を感じている。
「・・新一君、弥生さんはそこにいないの?」
何とか吐き出したのは、そんな言葉だった。
『・・・おっと、ちょうど弥生が戻って来た・・』
「・・・・・」
『先生、また会って下さいね。じゃあ』
夏美の目は、入口付近で新一を探す弥生の姿を捉えていた。
切れた電話を握り締め、夏美は弥生の視界に入らないように席を後にした。
気づけば身体はジットリ不快な汗を掻いている。梅雨が近いうっとうしいこの季節、夏美は又一つ大きく溜め息を吐き出した。
それから数日して、堂島から呼び出しがあった。
携帯電話が震えた瞬間は、緊張を覚える。
この数ヶ月、電話の主は堂島、幸恵、そして時折り夫の高志。
もっともこの数週間に限っていえば、1番多いのは新一だった。
新一からの電話に出るのは3回に1度。
話す内容は大した事はなく、時々スカート姿を誉めたりショーツの色を聞いてくる事はあったが、露骨に身体を求めるような言葉はない。
新一にとってもあの夜の事は酒の勢いで犯した過ちだと後悔しているのか、或いは弥生の気持ちを踏みにじった事が気になるのか・・・・。
夏美は苦い記憶を引きずりながら、屋敷に向かった。
「あら、お久しぶりね、夏美さん」
久しぶりに聞く幸恵の声は若々しく、その表情も以前に増して明るく見えた。
「ん?・・どうしたの私の顔をじっと見て」
「あ・・・いえ、幸恵さん、一段と若くなったみたいで・・・・」
「・・・・・・」
幸恵は静かな視線で夏美を見つめ、そしてニコリと微笑んだ。
「・・うふ、貴女はまだ心に引っかかりのある顔だけど・・・それでも、初めて此処に来た頃に比べると大分リラックスしてるわね」
「えっ!?」
「ふふ~ん・・・夏美さん、貴女大分溜まってるわね」
幸恵の顔がいたずらっ子のように微笑んでいる。
「・・・さあ、これからが楽しみね。・・ご主人様がお待ちよ」
夏美は薄い水色のサマーブラウス、アイボリーのスカート、自分の出で立ちを見直して幸恵の背中を追いかけるように後へと続いた。
「やあ夏美先生、何だか久しぶりじゃのう」
何度か入った事のある部屋の中で、堂島の冷たい眼差しはどこか懐かしいものがあった。
「うんうん、良い格好じゃ。貴女の臀(ケツ)が益々目に付く季節じゃな」
頬が熱くなるのを感じながら、子宮の奥から痺れが沸いてくる。
「ふふ・・下着もさぞかし卑猥な物を身に付けとるんじゃろうな」
堂島の分厚い唇が歪むと痺れは身体中に広がり「・・・逆らえない・・・」と、思わずへたり込みたくなるほど夏美の太股は震えだしていた。
「んん・・どうなんじゃ?今日はどんな下着なんじゃ?」
堂島の目元は緩んでいるが、その視線は冷たいまま。
夏美は小さく息を呑みこんで。
「・・はい。・・ブラは・・紫色のハーフカップの物です」
「・・・ハーフカップ?それはオッパイが殆ど丸見えになるやつか?」
「・・・・・・・」
「んん?・・」
「はい。そうです」
「・・・・ほれ、ちゃんと言葉で言ってみろ」
「はい・・・オッパイが殆ど丸見えになる物です・・」
「クク・・そうか、ではパンティーはどんな感じじゃ?」
「・・・はい。・・パンティーは・・・紫色のTバックで・・・・・」
「・・・・それで?」
「・・・はい。薄くて・・透けています」
「・・・・・ほお~薄くて透けてる?想像すると卑猥そうじゃな。まるで売春婦が身に付けとる物のようじゃな。んん?」
「・・・・・・・・」
「・・・どうなんじゃ?」
「・・はい。売春婦が・・身に付けてる・・物のようです」
「そうか。では、そんな卑猥な下着を付けている貴女の今の気持ちはどんな感じじゃ?」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・は 恥ずかしいです・・」
「それだけか?」
「・・・・・・・」
「どうした、素直に言ってみろ」
「あああ・・・す 凄く恥ずかしい・・です・・」
「それは“濡れてる”という事かな?」
「・・は…い・・」
「そうか、濡れておるのか?どの位濡れておるのじゃ?んん」
「んっ・・・す 凄…く です・・」
「クククク・・そうか、それは素晴らしい事じゃよ。」
「・・・・・・・」
「それで、どこが濡れとるんじゃ?」
(んぐっ)
「・・・ほれ、ちゃんと言葉にしてみろ」
(ああ‥・・)
「何じゃ、そんな事も言えんのか、カマトトぶって・・今時の大学生なら誰でも口にしおるぞ。貴女の教え子の太田新一も夏川弥生も」
「あああ・・・嘘です。・・そんな・・」
「クク・・仕方ないのお。なら、、教えてやるか」
「・・・・・」
「良いか? ×・×・×・×、 ××××じゃ。ほれ言ってみろ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「うっ う う・・・」
「・・・・・・」
「・・ああっ・・・」
呻きと同時に、夏美はその場にへたり込んだ・・・・。