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第4話
この日の天気は朝から快晴でした。
今日は再び堀田さん御夫婦と会う日です。
ちょうど1週間前、コテージ型のラブホテルで堀田さん夫婦のsexを見た帰りでした。
『菊地さん、次ですが…』と、その言葉を聞いただけで、私も妻の浩美も次はこの夫婦と同室で、互いの営みの“実演”をする事を覚悟していたと思います。いえ、正しくはもう、破廉恥な姿を人様に披露して、一刻も早く変態の仲間入りをしたかったのだと思います。ただ、頭の中にはそんな一面を悟られたくないと言う小狡い考えがあって、勿体ぶったような言い方で承諾を伝えたのでした。日程はその場で直ぐ決まり、この日がやってきたのでした。
場所は前回と同じコテージ型のこのラブホテル。
この日も堀田さん御夫婦の車に乗せてもらったのですが、車は先日とは違うワンボックスでした。
部屋はあの日と同じで、堀田さんは丁寧に車庫入れを行います。その時ふと、あの日、前方に見える部屋の駐車場に、このようなワンボックスが止まっていた事を思い出しました。そしてその中に、6,7人の男と一人の中年女性が乗っていた事も……。
部屋に入った私達4人は、お茶を飲むと一人ずつ浴室に向かいました。この日の妻の様子は、緊張は見えるのですが前回ほどではなく。私は、いざとなれば女性の方が強いな…などと勝手に思っておりました。
堀田さんは前回と変わらず、部屋に入った頃から口数が減り、やはり緊張と言うか…何か後悔のようなものがあるのか?…などと推測をしてしまいました。
紀美子さんは…車の中でもそうでしたが世間話をしている姿などを見ると、まさか目の前のこの女(ひと)が“あんな事”をしたり、“あんな言葉”を吐いたなどとは信じられない思いです。しかし、私は妻との“実演”を想像しながらも、紀美子さんとの卑猥な遊戯もシッカリ想像しておりました。また、妻の浩美が堀田さんと交わるシーンも……。
この日のルールは、相手のパートナーには指一本触れない、夫婦だけで“事”を済ませる、といった感じでした。
風呂から上がった私達…この日は私達が部屋にあったガウンをまといました。堀田さんは腰にバスタオルを巻き、紀美子さんもバスタオルを巻いて出たのですが、豊満な胸の谷間と白い太腿、それにタオルの上からでも充分伝わってくる臀部の大きさ、全てが艶めかしいものでした。
部屋の雰囲気も前回と同じ。照明は仄暗く、どこかカビ臭い和室は妖しい雰囲気を漂わせています。そう言えば前に、堀田さんが『若いカップルや夫婦でもスワッピング、貸し出し、複数プレイをする人達はいますが、彼らはそのような“遊び”を軽いスポーツみたいな感覚で行う事が多いです。私は、特別で高貴な大人の遊戯と思っていて、そこにはドロドロとして淫靡な香りが漂って来なくてはいけない。真面目な話し明るいLED電球の下でカラっとした雰囲気じゃあ勃つ物も勃たないですよ』と仰ったのを思い出しました。
この日の部屋には二組の布団が敷かれました。
堀田さんと紀美子さんがコクリと頷きます『では』と改まった感じで。その仕草だけで「始めましょうか」と言ってるのが分かります。
お二方は白い布団の上でこちらを向いて正座をします。芝居がかっているというか、危ない“儀式”を演出しようとしているように見えて、私は緊張を覚えながらゴクリと唾を呑み込みました。
妻も二人に合わせるように正座をしています。それを見て私も膝を曲げました。
私が畏まったのを見てか、紀美子さんがスッと立ち上がります。胸元のタオルの結び目に手をやりそっと解くと、堀田さんが座ったままバサッと剥ぎ取ります。無抵抗のまま紀美子さんの全裸姿が現れました。
堀田さんが軽く咳払いをします。そして…「本日も、わたくし堀田学と妻紀美子の“夫婦の営み”をお見せ致します。私達には子供もおり、普段は真面目に働き極普通の生活をしておりますが、頭の中はいつも卑猥な妄想ばかりで、隙あらば淫らな事を考え実践している変態夫婦です。どうか我々の恥ずかしい姿をご覧になって下さいませ。そして、菊地様御夫妻も私達の変態sexを見ながらどうか宜しければ、私達以上の“卑猥な契り”をお見せください」
「・・・・・」
「・・・・・」
これは一体何なんでしょうか?
堀田さんの今の口調は芝居がかっているのは分かりますが、様(さま)になっているのです。場慣れしているというか、舞台の上のショー芸人のような感じです。
しばし黙り込んでいた私でしたが、直ぐに気づきました。堀田さんの目が『貴方の番ですよ』と言ってるのが…。
私は正座したまま一つ咳払いをしました。そして「あ あの、き 菊地俊也と妻浩美の、ヘ 変態夫婦です」私の口からは、どもりながらもそんな言葉が自然と出ていました。堀田さんは正座したままで、紀美子さんは全裸の立ち姿のままで、静かに私達を見つめています。
「あっ」と呟き、私は思い出したように妻を立たせます。そして、妻のガウンの結び目に手をやりました。妻もこの雰囲気に飲み込まれているのか、されるままに身を任せます。
私は妻のガウンを脱がすと座り直します。隣には全裸の妻の立ち姿です。妻の裸、それも全裸姿を他人に見せるのは生まれて初めての事です。が、私は次の言葉を探す事で頭がいっぱいです。
私は畏まり「わ 私達にも子供がおり、し 仕事も堅い仕事をしておりますが。…いつも…ひ 卑猥な事ばかり考えてる変態夫婦です…」
「今日は…私達のsexを見て頂きたいと思います…。どうか…堀田様ご夫婦、わ 私達夫婦の厭らしい“契り”をご覧下さい」
気づけば私は、何かに取り付かれたように喋っておりました。強張った自分の声が、頭の中に響き残ります。私は、まるで面接の出来栄えを知りたい受験生で、目の前の二人は面接官のような気がしていました。
視界の端には妻の陰毛が見えます。妻は全裸のまま何を思うのでしょうか?と、その時、「では、私達も脱ぎましょうか」そう言うと堀田さんは徐に立ち上がり、スパっと腰に巻いていたバスタオルをとりました。遅れて私も立ち上がり、水色のガウンを脱いだのです。
狭く薄暗い淫靡な空間に4つの裸体が出来上がりました。
私の目の前には紀美子さん。妻の目の前には堀田さん。
堀田さんが紀美子さんの後ろに回ります。私も妻の後ろに回ります。堀田さんが紀美子さんの首筋に唇を這わせます。私は妻のうなじに匂いを嗅ぐように鼻先と唇を近づけました。
堀田さんの太い指が胸乳をわし掴むと、私も負けじと黒い乳輪を握ります。
紀美子さんが「ハァンッ」と鳴けば、妻を鳴かそうと私は首筋に吸い付き、手指は乳先をこね回します。もう、その後は恥も外聞もありませんでした。もともと“恥”などは、この御夫婦と出会った時から無かったのでしょうが。
妻をある程度攻めた後は、今度は妻に奉仕させます。妻をひざまづかせ、私は腰を突き出しました。勿論、股間を上気した顔に向けてです。
この日の妻の口技は今まで以上でした。喰わえながら鼻を鳴らすのは、妻が“乗ってる”証拠でした。しゃぶりながら、瞳もトロンとしており、その顔はマゾ特有の表情(かお)だと思いました。
妻と弄(まさぐ)り合いながらも、目の前の二人の様子も探ります。
堀田さんはアナル舐めをさせてます。自ら四つ足で尻を突き上げ、跪(ひざまず)いた紀美子さんに尻肉を拡げさせ、舐めさせているのです。
私はフェラチオをしている妻の頭を軽く押さえながら、隣の様子を見せます。そして、妻の口から一物を抜き、自ら四つん這いになりました。結婚してから今まで、自分の排泄器官を舐めさせた事などなかったのですが、ここぞとばかりに誘導しようとしたのです。 妻は抵抗など感じさせず、私のアナルは直ぐにヌルっとした感触を味わっておりました。
私が驚いたのは、妻が嫌悪感も見せずに抉(えぐ)るように舌をねじ込んできた事でした。
「うああ…」
私は女の泣き声のような呻きを、発しました。
薄目を開ければ、紀美子さんが跨がっています。仰向けの堀田さんの男根を握り、自分のアソコにソレを充てがってます。
紀美子さんがソレを挿入すると「はぁん…」と甘声が零(こぼ)れ、同時に腰を振り始めました。
アナルを舐められ、私の口はそれこそ犬のように「ハッ、ハッ、ハッ」と細かい息を吐きます。もう少し身を伸ばせば、紀美子さんの乳房までは僅かな距離です。
私は身体を起こし、くるりと妻の後ろに回ります。今度は妻を四つん這いにしました。そして、前に堀田さんがしたように、バシリとデカ臀を打(ぶ)ちます。
妻は、従順に尻穴を拡げながら突き出します。女性が無抵抗で全てを晒け出す、この格好が好きでした。妻のように豊かな下半身を持つ者の、この格好なら尚更です。
私の一物はいつも以上の硬さで、先っぽからは我慢汁が湧いております。しかし私は挿入を我慢して、目の前のアナルにむしゃぶりついたのです。
妻のアナルをしゃぶる私は、下僕になったような気分でした。そうです。普段、役人としてプライド高く社会で働いている私には、その反動なのでしょうか、本心を晒け出せる自分に心が落ち着く感じがしていました。そして、その姿を人様に見られている事にも、心地良さを覚えていたと思います。
妻は…さっきは仁王立ちの私のイラマチオをマゾ顔で受け、今は獣(イヌ)の格好でアナルを舐められ、そしてその己の姿を初めて人様に見せているというのに、この感じようはどうでしようか?
やはり…妻にも持って生まれた“気質”があるのでしょうか…マゾ気質が?私は妻のアナルに舌を入れながら、そんな一瞬を感じた時でした。
「ヒィーーーッ」っと隣から悲鳴のような叫びが上がりました。
いつの間にか隣では、上と下が入れ代っています。堀田さんが正常位で、激しく腰を打ちつけているのです。
「ああっーー、いいぃーー良いのぉ、気持ち良いのぉ!」
紀美子さんが歓喜の声を上げます。眉間にシワをよせ、両脚は堀田さんの腰を回し掴んでいます。
「ああーアナタ、見られてる 見られてるのよ!アタシ達 オマンコしてるところを見られてるのよ!」
その声に、堀田さんの腰は、引き寄せられるように激しさを増していきます。私も“乗り遅れるな”という想いからでしょうか、妻の尻肉を拡げ硬くなったソレを膣穴に充て、一気に最奥へと突き刺しました。
「ンアーーッ」
今度は妻の口から、獣のような声が上がります。私が急(せ)かされるように腰を振り始めた様子を見てか、堀田さんの目が嫌らしそうに波を打ちます・・『アンタも好き者だな…』そんな声が聞こえた気がします。
「ああっ、アナタ…アタシもバックから…後ろからして!」
紀美子さんの懇願に、堀田さんが型(かたち)を変えます。間違いなくこの夫婦も私達に影響を受けている…そんなしょうもない事ですが、私は腰を打ちつけながら、そう思いました。
四つん這いになった紀美子さん…顔は、妻の顔とニアミスです。互いの汗と淫臭が交わる位置です。
「ああっ 気持ち良いのぉ!ねぇ どう浩美さんは? 良いの? こっちのチンポは気持ち良いわよぉ…」
紀美子さんがトロ~ンとした表情で妻を煽(あお)ります。私は後ろから突いているので、妻の表情が分かりませんが、淫らな呻きはシッカリ聞こえています。
妻は紀美子さんの問いかけには俯きます。淫らな鳴き声は聞かれても、心の奥の本心はさすがに見せられないのでしょうか。と、思った時でした。
「ああ、チンポ好き…。厭らしいチンポが好きなのぉ…」
私は一瞬、えっ!と、思いましたが、それは間違いなく妻の声でした。
妻の声に、紀美子さんの表情が崩れます。腰を打ち込む堀田さんの口元もニヤッと歪みます。
「ああ…嬉しい、浩美さんもアタシと同じでチンポが好きなのね、ねぇそうなんでしょ?」
この薄暗い空間はもう、淫らな空気で淀んでいました。
紀美子さんが顎を上げ、今度は私を見つめます。
「いい?ご主人はいいのぉ? ぐしょぐしょの浩美さんのオマンコはいい?」
その卑猥な問いかけに、私の射精感は我慢の限界に達しました。それでなくても、先程からその予兆はあったのですが。
私は、フンフン鼻を鳴らすだけで、妻の尻肉に指を食い込ませ、これでもかと腰を打ちつけ続けました。その時。
「ああ…いっぱい出して。浩美さんの中にいっぱい…。その次は…アタシの中に、アタシのマンコの中によ!…ああーーーッ」
堀田さんの最後のスパークに、紀美子さんの最後の声は消え入り、私も、もう限界でした。妻の肢体も絶頂を迎えようとしております。
そして……。
「ウウッ」
「逝くぅーーッ」
と、私達は同時に逝ったのでした……。
今日は再び堀田さん御夫婦と会う日です。
ちょうど1週間前、コテージ型のラブホテルで堀田さん夫婦のsexを見た帰りでした。
『菊地さん、次ですが…』と、その言葉を聞いただけで、私も妻の浩美も次はこの夫婦と同室で、互いの営みの“実演”をする事を覚悟していたと思います。いえ、正しくはもう、破廉恥な姿を人様に披露して、一刻も早く変態の仲間入りをしたかったのだと思います。ただ、頭の中にはそんな一面を悟られたくないと言う小狡い考えがあって、勿体ぶったような言い方で承諾を伝えたのでした。日程はその場で直ぐ決まり、この日がやってきたのでした。
場所は前回と同じコテージ型のこのラブホテル。
この日も堀田さん御夫婦の車に乗せてもらったのですが、車は先日とは違うワンボックスでした。
部屋はあの日と同じで、堀田さんは丁寧に車庫入れを行います。その時ふと、あの日、前方に見える部屋の駐車場に、このようなワンボックスが止まっていた事を思い出しました。そしてその中に、6,7人の男と一人の中年女性が乗っていた事も……。
部屋に入った私達4人は、お茶を飲むと一人ずつ浴室に向かいました。この日の妻の様子は、緊張は見えるのですが前回ほどではなく。私は、いざとなれば女性の方が強いな…などと勝手に思っておりました。
堀田さんは前回と変わらず、部屋に入った頃から口数が減り、やはり緊張と言うか…何か後悔のようなものがあるのか?…などと推測をしてしまいました。
紀美子さんは…車の中でもそうでしたが世間話をしている姿などを見ると、まさか目の前のこの女(ひと)が“あんな事”をしたり、“あんな言葉”を吐いたなどとは信じられない思いです。しかし、私は妻との“実演”を想像しながらも、紀美子さんとの卑猥な遊戯もシッカリ想像しておりました。また、妻の浩美が堀田さんと交わるシーンも……。
この日のルールは、相手のパートナーには指一本触れない、夫婦だけで“事”を済ませる、といった感じでした。
風呂から上がった私達…この日は私達が部屋にあったガウンをまといました。堀田さんは腰にバスタオルを巻き、紀美子さんもバスタオルを巻いて出たのですが、豊満な胸の谷間と白い太腿、それにタオルの上からでも充分伝わってくる臀部の大きさ、全てが艶めかしいものでした。
部屋の雰囲気も前回と同じ。照明は仄暗く、どこかカビ臭い和室は妖しい雰囲気を漂わせています。そう言えば前に、堀田さんが『若いカップルや夫婦でもスワッピング、貸し出し、複数プレイをする人達はいますが、彼らはそのような“遊び”を軽いスポーツみたいな感覚で行う事が多いです。私は、特別で高貴な大人の遊戯と思っていて、そこにはドロドロとして淫靡な香りが漂って来なくてはいけない。真面目な話し明るいLED電球の下でカラっとした雰囲気じゃあ勃つ物も勃たないですよ』と仰ったのを思い出しました。
この日の部屋には二組の布団が敷かれました。
堀田さんと紀美子さんがコクリと頷きます『では』と改まった感じで。その仕草だけで「始めましょうか」と言ってるのが分かります。
お二方は白い布団の上でこちらを向いて正座をします。芝居がかっているというか、危ない“儀式”を演出しようとしているように見えて、私は緊張を覚えながらゴクリと唾を呑み込みました。
妻も二人に合わせるように正座をしています。それを見て私も膝を曲げました。
私が畏まったのを見てか、紀美子さんがスッと立ち上がります。胸元のタオルの結び目に手をやりそっと解くと、堀田さんが座ったままバサッと剥ぎ取ります。無抵抗のまま紀美子さんの全裸姿が現れました。
堀田さんが軽く咳払いをします。そして…「本日も、わたくし堀田学と妻紀美子の“夫婦の営み”をお見せ致します。私達には子供もおり、普段は真面目に働き極普通の生活をしておりますが、頭の中はいつも卑猥な妄想ばかりで、隙あらば淫らな事を考え実践している変態夫婦です。どうか我々の恥ずかしい姿をご覧になって下さいませ。そして、菊地様御夫妻も私達の変態sexを見ながらどうか宜しければ、私達以上の“卑猥な契り”をお見せください」
「・・・・・」
「・・・・・」
これは一体何なんでしょうか?
堀田さんの今の口調は芝居がかっているのは分かりますが、様(さま)になっているのです。場慣れしているというか、舞台の上のショー芸人のような感じです。
しばし黙り込んでいた私でしたが、直ぐに気づきました。堀田さんの目が『貴方の番ですよ』と言ってるのが…。
私は正座したまま一つ咳払いをしました。そして「あ あの、き 菊地俊也と妻浩美の、ヘ 変態夫婦です」私の口からは、どもりながらもそんな言葉が自然と出ていました。堀田さんは正座したままで、紀美子さんは全裸の立ち姿のままで、静かに私達を見つめています。
「あっ」と呟き、私は思い出したように妻を立たせます。そして、妻のガウンの結び目に手をやりました。妻もこの雰囲気に飲み込まれているのか、されるままに身を任せます。
私は妻のガウンを脱がすと座り直します。隣には全裸の妻の立ち姿です。妻の裸、それも全裸姿を他人に見せるのは生まれて初めての事です。が、私は次の言葉を探す事で頭がいっぱいです。
私は畏まり「わ 私達にも子供がおり、し 仕事も堅い仕事をしておりますが。…いつも…ひ 卑猥な事ばかり考えてる変態夫婦です…」
「今日は…私達のsexを見て頂きたいと思います…。どうか…堀田様ご夫婦、わ 私達夫婦の厭らしい“契り”をご覧下さい」
気づけば私は、何かに取り付かれたように喋っておりました。強張った自分の声が、頭の中に響き残ります。私は、まるで面接の出来栄えを知りたい受験生で、目の前の二人は面接官のような気がしていました。
視界の端には妻の陰毛が見えます。妻は全裸のまま何を思うのでしょうか?と、その時、「では、私達も脱ぎましょうか」そう言うと堀田さんは徐に立ち上がり、スパっと腰に巻いていたバスタオルをとりました。遅れて私も立ち上がり、水色のガウンを脱いだのです。
狭く薄暗い淫靡な空間に4つの裸体が出来上がりました。
私の目の前には紀美子さん。妻の目の前には堀田さん。
堀田さんが紀美子さんの後ろに回ります。私も妻の後ろに回ります。堀田さんが紀美子さんの首筋に唇を這わせます。私は妻のうなじに匂いを嗅ぐように鼻先と唇を近づけました。
堀田さんの太い指が胸乳をわし掴むと、私も負けじと黒い乳輪を握ります。
紀美子さんが「ハァンッ」と鳴けば、妻を鳴かそうと私は首筋に吸い付き、手指は乳先をこね回します。もう、その後は恥も外聞もありませんでした。もともと“恥”などは、この御夫婦と出会った時から無かったのでしょうが。
妻をある程度攻めた後は、今度は妻に奉仕させます。妻をひざまづかせ、私は腰を突き出しました。勿論、股間を上気した顔に向けてです。
この日の妻の口技は今まで以上でした。喰わえながら鼻を鳴らすのは、妻が“乗ってる”証拠でした。しゃぶりながら、瞳もトロンとしており、その顔はマゾ特有の表情(かお)だと思いました。
妻と弄(まさぐ)り合いながらも、目の前の二人の様子も探ります。
堀田さんはアナル舐めをさせてます。自ら四つ足で尻を突き上げ、跪(ひざまず)いた紀美子さんに尻肉を拡げさせ、舐めさせているのです。
私はフェラチオをしている妻の頭を軽く押さえながら、隣の様子を見せます。そして、妻の口から一物を抜き、自ら四つん這いになりました。結婚してから今まで、自分の排泄器官を舐めさせた事などなかったのですが、ここぞとばかりに誘導しようとしたのです。 妻は抵抗など感じさせず、私のアナルは直ぐにヌルっとした感触を味わっておりました。
私が驚いたのは、妻が嫌悪感も見せずに抉(えぐ)るように舌をねじ込んできた事でした。
「うああ…」
私は女の泣き声のような呻きを、発しました。
薄目を開ければ、紀美子さんが跨がっています。仰向けの堀田さんの男根を握り、自分のアソコにソレを充てがってます。
紀美子さんがソレを挿入すると「はぁん…」と甘声が零(こぼ)れ、同時に腰を振り始めました。
アナルを舐められ、私の口はそれこそ犬のように「ハッ、ハッ、ハッ」と細かい息を吐きます。もう少し身を伸ばせば、紀美子さんの乳房までは僅かな距離です。
私は身体を起こし、くるりと妻の後ろに回ります。今度は妻を四つん這いにしました。そして、前に堀田さんがしたように、バシリとデカ臀を打(ぶ)ちます。
妻は、従順に尻穴を拡げながら突き出します。女性が無抵抗で全てを晒け出す、この格好が好きでした。妻のように豊かな下半身を持つ者の、この格好なら尚更です。
私の一物はいつも以上の硬さで、先っぽからは我慢汁が湧いております。しかし私は挿入を我慢して、目の前のアナルにむしゃぶりついたのです。
妻のアナルをしゃぶる私は、下僕になったような気分でした。そうです。普段、役人としてプライド高く社会で働いている私には、その反動なのでしょうか、本心を晒け出せる自分に心が落ち着く感じがしていました。そして、その姿を人様に見られている事にも、心地良さを覚えていたと思います。
妻は…さっきは仁王立ちの私のイラマチオをマゾ顔で受け、今は獣(イヌ)の格好でアナルを舐められ、そしてその己の姿を初めて人様に見せているというのに、この感じようはどうでしようか?
やはり…妻にも持って生まれた“気質”があるのでしょうか…マゾ気質が?私は妻のアナルに舌を入れながら、そんな一瞬を感じた時でした。
「ヒィーーーッ」っと隣から悲鳴のような叫びが上がりました。
いつの間にか隣では、上と下が入れ代っています。堀田さんが正常位で、激しく腰を打ちつけているのです。
「ああっーー、いいぃーー良いのぉ、気持ち良いのぉ!」
紀美子さんが歓喜の声を上げます。眉間にシワをよせ、両脚は堀田さんの腰を回し掴んでいます。
「ああーアナタ、見られてる 見られてるのよ!アタシ達 オマンコしてるところを見られてるのよ!」
その声に、堀田さんの腰は、引き寄せられるように激しさを増していきます。私も“乗り遅れるな”という想いからでしょうか、妻の尻肉を拡げ硬くなったソレを膣穴に充て、一気に最奥へと突き刺しました。
「ンアーーッ」
今度は妻の口から、獣のような声が上がります。私が急(せ)かされるように腰を振り始めた様子を見てか、堀田さんの目が嫌らしそうに波を打ちます・・『アンタも好き者だな…』そんな声が聞こえた気がします。
「ああっ、アナタ…アタシもバックから…後ろからして!」
紀美子さんの懇願に、堀田さんが型(かたち)を変えます。間違いなくこの夫婦も私達に影響を受けている…そんなしょうもない事ですが、私は腰を打ちつけながら、そう思いました。
四つん這いになった紀美子さん…顔は、妻の顔とニアミスです。互いの汗と淫臭が交わる位置です。
「ああっ 気持ち良いのぉ!ねぇ どう浩美さんは? 良いの? こっちのチンポは気持ち良いわよぉ…」
紀美子さんがトロ~ンとした表情で妻を煽(あお)ります。私は後ろから突いているので、妻の表情が分かりませんが、淫らな呻きはシッカリ聞こえています。
妻は紀美子さんの問いかけには俯きます。淫らな鳴き声は聞かれても、心の奥の本心はさすがに見せられないのでしょうか。と、思った時でした。
「ああ、チンポ好き…。厭らしいチンポが好きなのぉ…」
私は一瞬、えっ!と、思いましたが、それは間違いなく妻の声でした。
妻の声に、紀美子さんの表情が崩れます。腰を打ち込む堀田さんの口元もニヤッと歪みます。
「ああ…嬉しい、浩美さんもアタシと同じでチンポが好きなのね、ねぇそうなんでしょ?」
この薄暗い空間はもう、淫らな空気で淀んでいました。
紀美子さんが顎を上げ、今度は私を見つめます。
「いい?ご主人はいいのぉ? ぐしょぐしょの浩美さんのオマンコはいい?」
その卑猥な問いかけに、私の射精感は我慢の限界に達しました。それでなくても、先程からその予兆はあったのですが。
私は、フンフン鼻を鳴らすだけで、妻の尻肉に指を食い込ませ、これでもかと腰を打ちつけ続けました。その時。
「ああ…いっぱい出して。浩美さんの中にいっぱい…。その次は…アタシの中に、アタシのマンコの中によ!…ああーーーッ」
堀田さんの最後のスパークに、紀美子さんの最後の声は消え入り、私も、もう限界でした。妻の肢体も絶頂を迎えようとしております。
そして……。
「ウウッ」
「逝くぅーーッ」
と、私達は同時に逝ったのでした……。