小説本文



私達が隠微な話を始めてから、どれだけの時間が過ぎたのか。
 目の前のビールをカラカラに乾いたノドに流し込んだ。
 

 「課長 ・・・ どう? 興奮しました?」
 「・・・・・あっ ああ ・・・・もの凄く・・・・」


 「ふふふ それと他にはね・・・」
 綾が再び妖しいマダムの顔を見せる。


 「他には“ヌードモデルごっこ”をやったわ」
 「ヌードモデルごっこ?」


 「奥様はやっぱり思ったとおり “見られたい”願望があったのよ。いえ、単順に“見られたい”と言うより“晒されたい、見せ物にされたい”って言う感じかな」
 「・・・・・・・・・」


 「結局 絵のヌードモデルはやらなかったけど『写真のモデルをやるわよ』って言って、卑猥なポーズをいっぱい取らせたの」
 (・・・・・・・・・・・・)


 「色んな格好をさせたわ・・・課長が私によくやらせたやつよ。立ったまま前屈みにさせて両手でお尻の肉を掴(つか)んで、アナルとオマンコを拡げたりとか。ストリッパーみたいにM字でしゃがんで片手で身体を支えて片方の指でオマンコをV字で拡げさせたりとか。後は四つんばいになって股の下から手をやってグッと拡げさせたりとか・・・」
 「はっ はっ・・そ そうなのか・・・・」


 「奥様ね、カメラを向けらてカシャ カシャって音が鳴るたびに、身体がビクン ビクンってしてたわ・・・・やっぱり見られて、晒されて感じるMだと思ったわ」
 「あああ まゆみが・・・エ M・・・・」


 「そのヌードモデルごっこが終わった後にね、今度はね、裸のままでオナニーさせたの」
 (・・・・・・・・・・・・)


 「カーテンを全部開けて、窓の前に立たせたの・・・もちろん外に向かってよ。その部屋のその窓はね、嵌め殺しで床から天井までの一枚物だったの」
 「そ それじゃあ・・・」


 「そう その窓ガラスの前に立つと外から奥様の頭のてっぺんから足のつま先までが丸見えなのよ」
 (・・・・・・・・・・・・・)


 「そこで課長が大好きなね、男が立小便をするような格好でオナニーさせたの。がに股になって腰を突き出して、両手でマンコを拡げてたわ。大きなクリトリスを窓ガラスに擦(こす)り付けるように・・・」
 (・・・・・・・・・・・・)


 「アタシ しばらく奥様の後ろからその姿を眺めていたの・・・・そうしたらね、奥様の右手が動くたびにお尻の筋肉がビクンビクンって震えるの。奥様が早くも逝きそうになっているのが分かったわ・・・・・それでその後どうなったと思う?」
 「・・・・・い いや・・・・」


 「うふふ そうしたらね、奥様がいきなり窓ガラスに映る自分の口にキスしたの・・・・・いえ、キスと言うよりそれを舐めまわしてるって言う感じだったかな。そして乳首を窓ガラスに押し付けて、股間も一生懸命擦り付けてたわ」
 「“ゴクリ”・・・・・」


 「そして最後にアーーーーーンって言う凄い声を出してその場に崩れ落ちたの」
 (・・・・・・・・・・・・)


 「・・・・・ふふ 課長 興奮するでしょ?」
 「・・・・・ああ  す 凄く・・・・・」
 私は妖しいマダムの話しを聞きながら、テーブルの下で腿(もも)と腿を擦り合せながらも、股間にギューーーっと力を入れていた。
 少しでも気を緩めれば、一気に射精しそうだったからだ。


 「うふ 課長 ・・・ オナニーもSEXも“次”を見るまで・・・・・映像で見るか生で見る事になるかは分からないけど、それまでは禁止ですからね」
 「・・・・・・・・・・・・・・」


 「これを我慢できたら次の射精は今までで最高のものになるわよ、きっと」
 「そ それで、つ 次っていつなんだよ」


 「ふふふ もう近々よ・・・・」
 「今度は・・ど どんな場面を見れるんだよ?」


 「・・・・・・・・知りたい?」
 「・・・・・・・あ ああ・・・」


 「・・・・じゃあ少しだけ教えてあげるね」
 (・・・・・・・・・・・・・)


 「今考えてるのはね・・・・ふふ・・・・娼婦館」
 「・・・・・しょ 娼婦館?」


 「そう 娼婦館」
 「・・・・・・・・・・」


 「私の知り合いの“ある方”がね、色々と面白い所を知ってるの」
 「ある方?」


 「うん。“その人”の事は今はいいんだけど、ある場所でね“奴隷市場”みたいな事をやってるのよ。人身売買じゃ無いんだけど、男の人も海外で女を買ったりするでしょ?」
 「あ ああ。タイやフィリピンに行った友達から聞いた事がある。ある小屋に行ったら目の前に20人位の女がズラーっと並んで、男が好みの女を指名して楽しむらしい」


 「うふふ そうなの。課長が今言ったみたいに“そこ”はね、女が女を買いに来る所なの。人数は買う側も買われる側も4~5人程度だと思うけど・・・・あっ もちろん奥様は買われる側よ、アタシは買う側なんだけど」
 (ウッ!・・・・・・)


 「えへ」
 「じゃ じゃあ まゆみは・・・見ず知らずの男 いや女に買われるのか?」


 「ええそうよ。でもね、そこに“買いに来る人”はみんな社会的地位のある人だから、間違いは起こさないわ・・・身体に傷を付けたりする事も無いわ。それに“買う”って言ってもその場限りの4~5時間程度の事・・長くても一晩よ」
 「・・・・そ それで まゆみはそれを知っているのか?了解したのか?」


 「ええもちろん。まゆみ・・奥様は私の言い成りよ」


 テーブルの上にも私の口の中にも、もう飲み込むものが無かった。
 それほど口がカラカラに渇いていた・・・・・・・・・。

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